大学では建築と土木を専攻し、ゼミでは建築の機械換気設備について学んでいました。授業でCADを使った作図に楽しさを感じたこと、自分の性格的にも施工より設計の仕事が向いていそうなことから、「設計職」を軸に就職活動を始めました。就職活動を進めていく中で、大学の先生から「設備設計は意匠設計との連携もあって面白いよ」とうかがったことが、設備設計の仕事に興味を持ち始めたきっかけです。
就職先の候補とする会社を絞っていく中で重視していたのは、出身地である東京で働ける環境であることと、ワークライフバランスを取れることです。これらを満たしていたのが総コンでした。自分のやりたい設備設計に特化した会社で、資格取得の支援が充実している点も大きな魅力でした。実際に会社説明会に参加して、総コンに入社したい気持ちが一層高まったことを今でも覚えています。

何と言っても、資格取得のモチベーションを保つための素晴らしい環境が整っていることが、総コンの大きな魅力です！終業後に開催される社内勉強会に資格学校の講師の方が教えに来て下さったり、合格したら資格学校の費用を会社が負担してくれたりと、会社全体で資格取得をバックアップしてくれていますね。また、試験直前期などは先輩や上司が業務量を調整して下さるため、帰宅後の勉強時間も確保出来ます。電気系の一級建築士は数が少なく貴重な存在だと聞いているので、資格を取得して多くのキャリアを積んでいきたいです。

また、総コンはいい意味で上下関係が厳しくなく、社内の部活やプライベートも含めて様々な人と交流する機会も多いので、自分から話しかけるのが苦手な方でも溶け込みやすい環境だと思います。

私は入社前、内定者として総コンでアルバイトをしていました。その時に配属されたのが航空施設グループで、入社後もそのまま配属となりました。この部署では、全国の空港を対象に、滑走路の誘導灯から管制塔などの建物、エプロンといわれる駐機場など、空港の重要な電気設備の設計を担当しています。
現地調査は航空機が離着陸しない夜間がメインとなり、全国各地への出張が多いのもこの部署ならではの特徴ですね。冬の北海道の空港で作業をしたこともありました。

印象に残っているのは、入社して間もない3〜4ヶ月の頃、先輩のサポートという立場でしたが、空港へ現地調査に行き最初の設計を担当したことです。打ち合わせに参加しても分からないことだらけでしたが、先輩がスマートにフォローして下さり、頑張って乗り切れたことは、今となってはいい思い出です。

入社してから3年間、仕事を通じて様々な方々とコミュニケーションを取ってきました。普段の業務でも、社内外問わず細かな報告・連絡・相談を常に意識しています。このコミュニケーションが功を奏し、最近はお客様から直接、相談のメールをいただけるようになりました!徐々に信頼を得られている実感があります。

また、設備設計の仕事ではお客様からうかがったこと以外にも、自分自身で考えて適宜判断すべきシーンが少なくありません。特に私が携わる航空施設の設備設計は、多くの方々の生命を預かる大切な仕事です。責任感はもちろんですが、このような重要な仕事に携われることにやりがいを感じています。

重要な社会インフラである空港においても、航空灯火のLED化など地球環境問題への対策が進んでいます。これは消費電力を抑えるだけでなく、光源の寿命を伸ばしCO₂排出量を削減するという目標に沿った取り組みです。
正直なところ、学生時代はあまり地球環境問題について意識していませんでしたが、総コンで働き出してからは、この課題が最も重要だと感じています。後輩たちは更にその意識が高い印象を受けますし、それだけ急速に地球環境問題が切実になってきているのでしょう。
地球環境問題の解決に貢献しながらも、今後は航空施設だけに限らず、大学や病院など他の建物種別の設備設計にもチャレンジしたいです！

就職活動を通じて、自分がやりたいことが見えなかったり、望んでも面接などでうまくいかないこともあると思います。迷い、悩むこともあると思いますが、どうか自分を信じて妥協せず、後悔のないように望む道を探してほしいと思います。応援しています！